滋賀で注文住宅を建てる人には、大きく分けると、すでに土地を保有している人と、土地をまだ保有していない人の2つのパターンに分けられます。親から相続をした土地などを持っている人は、土地に関しては住宅ローンを組んで購入する必要がないので、かなり有利になるでしょう。それどころか、土地に抵当権を設定してローンを借りることができるため、建物が完成するまでの間に「つなぎ融資」を利用しなくてすむ場合もあります。つなぎ融資は住宅ローンよりも金利が高めで、諸費用もかかるので、最初から住宅ローンを借りられたほうがメリットがあります。

滋賀ですでに土地を保有していて、その上に注文住宅を建てるケースなら、年収や頭金の条件もそれほど高くはなりません。建売住宅を購入するケースよりも、住宅ローンの審査には通りやすいでしょう。土地を購入して、その後に注文住宅を建てる場合には、難易度はかなり高くなります。滋賀県の注文住宅の平均的な価格は3800万円くらいと言われていますが、建売住宅よりも500万円くらい高値になっています。

住宅ローンは基本的には建物が完成してからの融資となりますので、それまでの間はつなぎ融資を利用する必要があります。公務員や大企業の正社員の人などはフルローンを組める可能性もありますが、一般的には1割～2割程度の頭金が必要になるでしょう。世帯年収も700万円くらいは必要になるかもしれません。夫1人の年収で足りなければ、妻の年収もあてにすることができる収入合算も検討してみましょう。