注文住宅で家づくりをする時にかかる費用について確認すると、その大半を占めるのが本体工事費です。総予算のほとんどが本体工事費であり、建築会社によってかかる費用は異なりますが、1、600万円程度から3、800万円くらいがもっとも多い価格帯となっています。本体工事費がほとんどと考えると見積書を見る時にはこの部分をチェックすればトータル費用を予測できますが、オプション仕様となる部分には差がありますので、詳細な額を知りたい時にはこのあたりのことまで確認しなければなりません。注文住宅の本体工事費に含まれるのは、仮設や基礎、躯体、屋根等であり、内装や仕上げや設備等も含まれます。

それ以外に必要となる費用はケースバイケースであり、必ず発生するのが屋外給排水工事です。屋外給排水工事は水道メーターから建物までをひく給排水工事のことをさし、敷地状況によって費用がとなりますので確認が必要です。地盤改良が必要だったり、古い家屋が残っていて解体しなければならない場合には、別途費用がかかります。照明や冷暖房工事、カーテンの工事もその他に含まれており、冷暖房標準装備であれば費用を抑えられます。

忘れてはならないのが諸費用です。注文住宅でかかる諸費用は100～150万円が一般的であり、印紙税や登録免許税等の税金や登記費用、建築確認申請費用は必ずかかります。税金は建築費や不動産評価額によって差があり、登記費用は10～15万円です。