注文住宅を選ぶ際のポイント

注文住宅のメーカーには、フルオーダーとセミオーダーの2種類の施工方式を採用しているものがあります。セミオーダーとはある程度仕様や素材、施工方式が決まっていて、メーカーが提示するリストの中から施工主側が好きなものを選んで建てていくものになります。フルオーダーの場合、間取りやデザイン、壁紙の素材やキッチンの性能などあらゆることを自分たちで決めることができます。そのため、注文住宅を造るのならフルオーダーがいいと思っている施工主家庭も多いかも知れません。

ですが、注意しなくてはいけないポイントがあります。それは、フルオーダーと言っても実際には何もかも希望通りに家を建ててくれるわけではないということです。その原因は二つあります。一つ目はメーカー側がやったことのない工事や取引のない業者の製品を依頼してしまうことです。

工事の安全性を確保するためにも、工事を担当する大工さんたちは経験のない作業をしたがらない傾向にあります。また、使ったことのない素材の場合、新しい業者を開拓する必要があるので会社側に大きな負担となってしまいます。二つ目は、そもそも不可能な設計を依頼してしまうことにあります。たとえば、日当たりがよくなるように窓をたくさん設置したいし、耐震性能の高めたいという要望です。

窓がたくさんあるということは、それだけ壁の耐震性が弱くなるので、窓を減らすか耐震性能を低くするか選択を迫られてしまいます。こうした問題を解消するために、各注文住宅メーカーが過去にどのような家を作っているのか調べることをおすすめします。公式サイトには必ず過去の施工実績の写真や間取りが載っているので、参考にしつつ自分たちに合うメーカーか検討してください。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です